会長あいさつ


 

 

       日頃より、都中Pの活動にご協力とご理解を賜り厚くお礼申し上げます。

 

 新型コロナ感染症に対する制限緩和が進む中、新年度がスタートしました。学校における教育活動は、感染状況を確認しつつもコロナ禍前の通常通り進めていく予定という学校が大半を占めているようです。

昨年度は、保護者に対して事前に十分な丁寧な説明がないまま「都立高校入試に英語スピーチテスト導入」「部活動の地域移行検討」が進められていました。その中で今年度は次に示す「部活動の地域移行」が令和7年度(2025年度)までの3年間をかけて大きく変わろうとするスタートの年となります。引き続き東京都教育委員会に対しては、早い段階での十分に丁寧な説明を求めていきたいと思っています。

 学校教育の一環としての運動部に限らず文化部においても部活動が大きく変わろうとしています。年々深刻化している少子化や地域性等により生徒数が減っている公立中学校においては部活動の存続が厳しい部が増えていて、活動したい部がなくなってしまった、人数が揃わず試合に出られないという状況にもなっています。また、働き方改革の一環としても指導者である教員の負担軽減という観点や、経験のない部活動の顧問を受け持つこともあり、指導力・技術力に関して指摘をする声もあり、その対応として外部の指導員や民間団体に部活動を委ねるという方向性が文部科学省より提示されました。それを受けて東京都教育委員会においても、各区市町村教育委員会等が地域特性に合わせた進め方を行ってもらう為に、この3月にガイドラインを示しています。

今後も引き続き各区市町村PTA連合会・協議会、単位PTAの皆さま、学校、各自治体、関係機関とも連携し、子どもたちの安心・安全を第一として、より良い教育環境を整えるお手伝いを考えていきたいと思いますので、引き続き皆さまのご理解とご協力お願い致します。また保護者の皆様のご意見等を、当会HPを通じてお聞かせ頂ければと思います。

宜しくお願い致します。

 

東京都公立中学校PTA協議会 会長 関口 哲也